2024/06/26 22:29
パブロ・ピカソ ゲルニカ(1973) 実寸349.8×776.6cm
ショアウッド社(米)プリント イメージサイズ66×39.8cm
ゲルニカはピカソの最高傑作。
僕はニューヨーク近代美術館でこの作品を観た。
その時あまりに巨大な作品にただただ圧倒された。
細部を吟味することなく、その場を去った。
今になって,なんともったいないと、心底思うのだ。
そして今ひとつ、キーフの町を描いた絵が在庫の中に発見。
しかも、作者はなんと、ワシリー・カンディンスキー。
ロシアの武力侵入により、ウクライナ共和国は平和な日常が損なわれた。
平和への危機感、高止まりのコロナ、物価の高騰……
世情、嵐吹きすさぶ、そんなさなかでカンディンスキー「キエフ風景」との出合。
カンディンスキーの知的で優雅な情感に浸る姿が偲ばれる。昼夜をとわず美しい都……
この二つの作品が、現世に与える力を知る。
芸術の存在意義を、永遠の生命を。言葉でなく祈りを。