2024/06/26 22:09

今を去ること45年ほど前、シャルグランが芦屋に画廊を開いてごく初期に、三度の個展をさせていただいた。

深い感謝の気持ちと、昭和恋々の感情に火が付いた。

その気持ちの赴くまま、文章があちこちに独り歩きすることご寛容のほど…

 

  

 

  

   パリ風景 水彩

 

鎌苅登代子 作品集(彼女自身によるレイアウト)日動画廊1975刊から彼女の実像に多方面から迫ってみたい。

 


画集の扉に彼女の写真、自筆サイン,コメントあり。

ある日、わたしは一人の女(ひと)を見た。彼女は画家だった。

うすもやのかかった館に、街に、寺院に彼女の世界があった。

甘ずっぱい、やわらかな空気と人々のさんざめき、そして、彼女はなによりも贅沢な空間を愛していた。

とらえどころのない純粋な彼女にとって絵画は詩(うた)であり、彼女自身であった。

この一連の作品は、ある現実を否定した彼女のユートピアである。

 

白い花瓶の花 F8

 

ポピー F8

 

ポピー F6

 

BIOGRAPHIE

1967. 女流画家展で「花椿賞」受賞

1968.女流画家協会会員に推挙される。パリにてル・サロンに出品。

1969.パリにてサロン・ドオトンヌに出品

1973.南仏にてモナコ現代美術国際グランプリ展に出品。「DIPLOME賞」受賞。

1974.新鋭選抜展に出品。「優賞」j受賞。

1975.フランス美術賞パリ展に出品。

 

シチュー・ド・エグロン・kamakari風

秋から冬の寒いパリ。モンパルナスに居た私はacademie de la grande chaumiere からデッサン帖をかかえて大忙ぎで帰るとホテル・エグロンの小さな台所でよくこのシチューを煮ていたものです。

作り方なんて大げさなものではありませんがここにメモしておきましょう。

(材料)

A. 1.シチュー肉。

  2 にんにく、玉ねぎ、セロリはみじん切り。

  3. 玉ねぎ、にんじんは乱切りそれにシャンピニオン。

  4. バレイショは乱切りしてゆでておきます。

    さやえんどう。一口大に切っておく。

B. プロバンス地方のハーブ。

 ブラウン・ルー  トマトソ-ス  スープ  葡萄酒  ミルク  塩・こしょう

 

(作り方) シチュー鍋にバターを沢山とかし、みじん切りした野菜にプロバンス地方でとれたハーブ(香辛料)を多めに加えてきつね色になるまでよく炒めます。

とてもよい香りがした所で1と3を入れて塩・こしょうし、こげ目がつくまで炒めて葡萄酒(どちらかと云えば、私は白葡萄酒の方が好きです。)を沢山入れ、お酒がなくなるまで煮ます。

そしてトマトソース、こがしたブラウン・ルー、スープの順に入れてずいぶん長い間煮込みましょう。(一時間か一時間半。)

そこへ4と5を入れてまた煮込み、ミルクで味と色を整えて出来上がりです。

 

 

この時代、田中角栄首相(1972-76)の「日本列島改造論」「庶民宰相」と人気を呼んでいた。石油ショックのあおりで地価の高騰、狂乱物価を招き74年の参院選で敗北。

ロッキード事件で金脈問題が表面化し退陣。

1976年の流行語 記憶にございません、コマネチなど。

ついでに、流行歌 は、嫁にこないか、ペッパー警部など。 映画 愛のコリーダ(大島渚監督) 映画界に新風を。文学は、村上龍「限りなく透明に近いブルー」。 なんとも話題に富む昭和の時代であったことよ。

だが、吞気に昭和を懐かしんではいられない今の世の中。

ロシアの暴挙、戦争犯罪、他人事ではない。大量殺人の暴挙を止めようもない不条理の真っただ中の時なのだ。