2024/06/26 13:28
ル・コルビュジエは東京・上野の国立西洋美術館を設計したことでも知られる。
彼は生粋のポスト・キュビスムの世代、そして機械文明の時代の世代に属している。
この機械時代の進む中で「建築か革命か」の主張を掲げて、建築界に挑戦する。
若い学生達の熱狂的な賛同と、アカデミーの激しい非難。彼はずっと後まで公式の仕事をすることが出来なかった。
彼はユニークな理想都市実現のため、新大陸の処女地に希望をむけた。南米のブエノス・アイレスにおいて、サン・パウロにおいて、リオ・デ・ジャネイロにおいて。
第2次大戦後のフランスの復興計画に参加したとき、疎開先からの帰還や復員で新しい集合住宅の建設が課題になった時「数の話だけじゃだめだ。人間が太陽を浴びる時間はどれくらい必要なのか。人間的な要素も考えねばならない」と訴えた。
実現した南仏マルセイユの集合住宅では、屋上に体育館やプールを用意した。
地中海を展望できる設備も。
彼はマルチなアーティスト、若い頃から建築家であるほか彫刻、版画、タピスリの制作家でもあり、彼は造形上のできごとは、同じく一つの詩情によって形成されるのだと。
建築家の隈研吾さんは、変わり続けた姿勢にひかれるという。
「若い頃は鉄筋・ガラス・コンクリートを使う、かちっとしたモダニズム建築を造っていたのに、後にはロンシャンの礼拝堂など曲線的なやさしい感触の建築もやる。
そのどれもが時代の空気をよみ、新しいライフスタイルを示唆する建築を続けたんです」
「ル・コルビュジエ 版画展ポスター 1927年 (仏)マーグ社 リトグラフ
マット外寸56.5×80cm
「STEIN-DE MONZIE-ARCHES邸 1927」 (仏)アザン社プリント
シートサイズ90×60cm