2024/06/22 20:24

敗戦の年、わたしは10歳小学四年生、父は5年前中国戦線から帰還後僅か半年で死没。自分にとり

戦後80年の思いが、そんなわけでむしろ強い。

 

西村宣造 ドローイング・パステル “カサブランカ”

 額外寸 88×72㎝


書斎には西村宣造のパステル画“カサブランカ”をこの夏かざっている。

映画好きの私には、カサブランカは、花の名前と言うより、映画のタイトルの思いが強い。

 

1942年のアメリカの映画マイケル・カーチス監督、ハンフリー・ボガート、イングリッド・バーグマン共演の映画だ。

1940年の仏領モロッコ、港町カサブランカの顔役ボガートは、かっての恋人で今は人妻のバーグマンを、自らを犠牲にしてアメリカへ逃がす、といったストーリー。

 

アカデミー賞をとるなど大評判の映画。絶妙な対話とバックミュージック(時の流れのように)も素敵だ。

戦時中のアメリカ人の胸を震わせ熱狂的な人気をよんだ。

 

ところで同じ年1942年戦争の最中、日本ではどんな年だったか。

ミッドウェー海戦、4空母失い兵員3500、飛行機300機を失い日本軍敗戦の転機をむかえる。

また米陸軍機、日本本土初空襲(京浜、名古屋、四日市、神戸など)

 

この日米の余りの差はなんだろうと、しばし考え込んでしまう。

華麗なカサブランカの花が苦渋の僕に無言の眼差しを送っているような気がした。

僕の敗戦記念日、5歳で死別した父を思う日。