2024/06/22 20:14

ラウル・デュフィ(1877-1953)は絵画の20世紀の巨匠

(マチス、ピカソに並ぶ)。

 

「ニースの窓辺」 1928年

イメージサイズ68×54.5cm

 

知人、友人にはコクトー、アポリネール、マラルメ、などの詩人たち音楽ではドビュッシー、サティなど。

とくに音楽は、デュフィの作品の主要なテーマの一つ。

自らも趣味でバイオリンを演奏する。

ラウル・デュフィ 「クロード・ドビュッシー頌」

イメージサイズ60×50㎝

 

色彩は輪郭線からはみだして、ずらして塗られていることが多い。

そこに面白い軽妙洒脱な効果が生まれ、技法上のデュフィ独自の様式、感性となっている。

更につけくわえるならドビュッシー、サティの楽曲がデュフィの作品の背景に流れると、わが書斎は人生至福の時と化す。

 

サティの曲の題名は奇妙な題名が多い。

「貧しい人々のミサ」、「ナシの形の三つの曲」、バレー曲「本日休み」などがある。

美しく短いフレーズを、時に何十回何百回くりかえすピアノ曲。

限りなく退屈にして美的透明感のあるのは不思議。

このリフレインは、デュフィの海景の波の描写をふと思わせる。

 

サティの生まれはノルマンディ地方のオンフルール、デュフィの生まれも同じ地方のルアーブル、セーヌ川を挟んだ隣町だ。

サティとデュフィの心地よいアンサンブルがノルマンディーの幻影を書斎画廊に静かな波となってうつろう。

 

ラウル・デュフィ 「風景の中の裸婦」、「花束」、「赤い背景の果物」

「風景の中の裸婦」イメージサイズ20×23.5cm

「花束」イメージサイズ23.5×19cm シート価額¥440(税込)

「赤い背景の果物」イメージサイズ26.5×20cm

 

「自らの病気や世界の動乱が作品に反映されてはならない」とデュフィは語り、終生幸福なイメージを描き続けた。

1937年のパリ万国博覧会で最も重要なパヴィリオンの一つ、電気館を飾るデュフィの「電気の精」なる巨大な壁画、時代の夜明けを告げている記念碑的作品をご覧ください。


デュフィ「電気の精」

イメージサイズ56×76cm