アンリ・ルソー　「ジュニエ父さんの馬車」　　オランジュリー美術館蔵

プリント（仏）アザン社

額サイズ（三三）　６０．５×４５．４cm

食料品店にためた、つけを払うかわりに店主の一家を描いた作品、それも彼らの自慢の馬車も一緒にという注文を受ける。

全員の顔が見えるようにと正面を向かわせたこと、画家自身が黄色い帽子をかぶり、その後ろに謎の動物を連れて馬車に

乗っているといった不思議な絵となっている。

　１９１０年　ニューヨーク近代美術館

アンリ・ルソー　「夢」１９１０年　　ニューヨーク近代美術館蔵

プリント（米）ブルースマクゴー社

額外寸　７７．８×５５．８cm

１９１０年ルソー最後の大作、ルソー絵画のあらゆる主題が凝縮された作品でもある。

「なぜジャングルに裸の女性がいるのか」という問いに「この絵のシーンは彼女の夢だからだ」とこたえた。

「このヌードのモデルは」と問うのも如何がとも思うが、デパートにつとめる十歳年下の寡婦マダム・レオニーとされている。

またその女性が座っているソファーはルソーのアトリエにあったソファーだとも。

夢のあるような、ないような話だが…