2024/06/22 11:27

笠井正博版画展の準備をしていてふと感じることがあるのだ。

彼の作品の自然の事象たちをじっと見つめているうちに、作家は幻想世界に旅立とうとしてるのではないか。

そんな感じをうけたのだ。

そこで私が若いころみた映画のいちシーンを突然おもいだした。

その映画名はフランスのジャン・コクトー監督の「オルフェ」


そして主人公詩人役のジャン・マレーが大きな姿見の中をすっとくぐりぬけて現実の世界から幻想世界へと移り入って行く姿。

それは不思議な非日常のことであり、そのワンシーンの詩的映像に感動したものだ。

笠井正博の作品の一つ一つがその現実世界と幻想世界を隔てる鏡にも思え、自分もいつか幻想、追想の彼方へなんとなく入り込んでいく気がしたもんだ。

 

勝手な思い込みであろうか、

みなさまのご感想も是非伺いたく思うのです。